アマゾンにあってイオンにないもの
「アマゾンエフェクト」（Amazon Effect）とは、アマゾンがあらゆる企業・産業をのみ込むことを意味する造語ですが、この効果は日本の消費構造を土台からひっくり返しました。今、大きなリードを許してしまっている国内の企業は、アマゾンと対峙するための斬新なコンセプト設定で巻き返しを図るつもりがあるのでしょうか。壁にぶち当たった時に「原点に戻れ」とか「初心忘るべからず」なんていうお決まりの格言を言う人がいますが、唯一この格言をECに機能化させているのがアマゾンの素晴らしいところ。楽天やヤフーに続いて、ここ数年の間に百貨店やスーパーのイオン、ドラックストア、そしてCO-OPなどの大きな組織がこぞってEC事業をスタートさせたのもアマゾンに対応するためでした。しかし、どれだけ彼らが資本を費やしてもアマゾンの一人勝ちを阻むことが出来ないのは何故でしょうか。LOHACOという日用品のECを利用し始めてからもう4年が経つのですが、最近商品の欠品が目立つようになりました。定番商品はいつも買い置きしておきたい私としてはガッカリ。LOHACO にしかない日用品が魅力で購入しているのにEC事業本部はそれが理解できていないのでしょうか、このまま欠品が続くと別のサイトを探すことになります。一方、消費者のレコメンドを絶対に外さないアマゾンは10年前に購入した商品であっても即履歴購入出来ます。「スーパーやコンビニで買えなくなった商品がアマゾンでは売っていた」クチコミのレビューは迷っている消費者の購入心理を惑わすことがないのです。LOHACOだけに限らず、一流の百貨店やイオンなどのスーパー、ドラックストアのECが伸びないのは、消費者の過去における履歴購入の法則性をサイトに機能化させられていないからでしょう。アマゾン効果とは人間のルーティンを世代層に分類した法則性の成果であって「リアル」に拘る既存の企業体では捉えきることは出来ないでしょう。因みにアマゾンは楽天やヤフーのショピングモールと違い、年末年始やGW、お盆の時期も休みなく機能します。Amazon Prime CM Motorbike篇 60秒。
https://www.youtube.com/watch?v=G_6eJj_DBkc
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