空飛ぶタイヤ
先週末の観客動員ランキングで映画「空飛ぶタイヤ」がいきなり2位に初登場し、2週連続で1位の「万引き家族」の地位を脅かす存在になっています。「万引き家族」は16.17日の2日間で27万人、3億4400万円をあげ、トータルでも17日までに146万人を動員、興行収入は17億を超えたそうです。例の「20億円の壁」を突破することは確実ですが、やはり賞を獲得した作品は内容がどうあれ興収が伸びます。それよりも初登場2位の「空飛ぶタイヤ」は池井戸潤の小説を映画化した劇場版。意外にも映画化されたのはこの作品が初めてですが、2002年1月10日、神奈川県横浜市の中原街道を走行していた大型トレーラーのタイヤが脱輪、ベビーカーを押して歩いていた母子3人を直撃し、母親を死亡させた事件は、三菱自動車リコール隠しを世間に焙り出した社会派好きにはたまらない映画です。ベストセラー小説をTOKIOの長瀬智也を主演に展開する自動車会社の闇を暴くストーリーは、TVでは描けない映画ならではのエグい演出を想像するだけで、ワクワク感が堪りません。6月15日から全国329スクリーンで公開され、土日2日間で動員21万人、興収2億6600万円をあげて「万引き家族」を追走します。業界予想では「空飛ぶタイヤ」も最終興収20億円超となるそうで、丸腰のハンデキャップを超えて1位を獲得できれば、その価値は「万引き家族」を超えるのです。「空飛ぶタイヤ」予告篇。
https://www.youtube.com/watch?v=JawAAWMtuRY
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