株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

全国が観光立県

仕事で足かけ2日間都内におりましたが、東京では以下のニュースでもちきり。「首都高速道路は3月7日16時、大橋JCT（ジャンクション）～大井JCT間を結ぶ延長約9.4kmの中央環状品川線を開通した。この開通により、首都圏3環状道路（内側から中央環状線、外環道［東京外かく環状道路］、圏央道［首都圏中央連絡自動車道］）の最初のリングが完成するほか、トンネル区間は約18kmとなり、関越トンネルの約11kmを抜いて日本最長の道路トンネルとなる。これは、世界的に見てもノルウェーの約24.5kmに次ぐ世界第2位の長さになる。」そしてもう一つの話題は九州ネタです。上海から済州島を経由して福岡までのクルーズ旅行が減少している原因の一つにWi-Fi接続の有無が大きく集客に影響していることをNHKが特集していました。しかし、北陸新幹線の話題は「ほ」の字も出てこない現実。確かに参考になりました。やはりWi-Fi接続の大事さは洋の東西を問わず絶対条件であること。結果合点したのは、日本全国が東京も含めて観光立県として自県（自治体）を成立させようと必死なのだということでした。

30年ぶりの再会

最近の私の周辺に起こっている出来事の中で、不思議なことがいくつかあります。その一つに若かりし頃にお世話になった人たち、又はお世話した人たちに次々とお会いできていることです。なんだか気味が悪いのですが、ここは良しとしなきゃね。で、件の方々は今や押しも押されもしないアラ還世代。昨日も都内の某すき焼き屋さんでの4時間はあっという間でした。人生で、ほんの一瞬しか時間を（約2年間）共有しなかったのに、何でしょうかこの感覚。お互いに仕事上で刺激し合っていた事を、肉をつつきながら耳を傾け、過去を確認してる自分に対して湧き出る幸せ感は、最近ではありません。あの頃は充実していたのです。リアルタイムには分からなかったことも人に指摘されれば「ああそうか。あの時のあれがそうだったのか」と思うのです。人間にはケミストリーが必要不可欠！今、あなたはそれができていますか？

宇宙大作戦

この私が小学生の頃によく見ていた米TVドラマの宇宙もので、印象的な作品は「宇宙大作戦」「宇宙家族ロビンソン」「サンダーバード」「謎の円盤UFO」「タイムトンネル」等々溢れんばかりの未来が画面狭しと放送されていました。その中でも特に個性的異彩を放っていた俳優のレナード・ニモイさんが亡くなられました。83才。いまでこそタイトルは「スタートレック」となっていますが、当時は「宇宙大作戦」でした。主人公のカーク船長（ウィリアム・シャトナー）より人気があったのではないでしょうか。この私にとっては電子音なる、SE効果音が斬新で、後の私の仕事（映像音楽）に大きな影響を与えたのでした。ご冥福をお祈りします。

ヒトに時間とお金をかけなきゃ

あと2週間後になりました、「新幹線がやってくるヤァ・ヤァ・ヤァ」　高揚の果てなのでしょうか。今朝のニュースのテーマは「いかに観光客をリピーターにするか」が描かれていたのですが、ホテル開業準備の取材ＶＴＲに驚愕。料理の味や、盛り付けにリクエストをつけるやりとりは、まだ我慢できたのですが、フロントの訓練の光景を見た瞬間、「あ、これはうむむ」でした。ホテルのフロントといえば、顔じゃありませんか。そこは卓越した接客のプロを持ってこなくてはいけません。それなのに前職がものを造る職人だった人を起用しているなんて、ありえません。接客の素人がフロントにいることは、死するも同然。正直、「プロフェッショナル仕事の流儀」を見た後なので、同じ日本とは思えませんでした。東京人をなめた人選です。

概念と解釈を変えよう

最近のニュース番組を見る限り、「プロパガンダ」ネタをサブリミナル的に放送している気配を感じます。何気なく見ていると思考停止にさせられます。特に地上波でこれをやられると、禁忌的注意、サッカーでのレッドカードものです。編集段階での動画につける原稿は編集デスクの権限だと思いますが、恣意的にその方向に思考を導かれていないかをチェックしながらニュースを見ましょう。老婆心ながらコメンテーター等は、ＴＶの紹介テロップで納得する前に、その人の背景、例えば出生県、出身校、職業、信仰宗教の有無や独身、既婚、出版本　等々をネットのウィキペディアあたりで確認してもよいのではないでしょうか。私たちの住んでいるこの日本は、世界でも安全と安心を享受できている方だと思います。それなのにこの何年間かでガラガラと概念や通念が大きく変化しました。毎日起きてくる殺人事件を疑問に思わなければいけません。ニュース原稿を読んでいるアナウンサーの中には、何を言っているのか理解できないものが、多々あります。これは主語が欠落していることが原因なのです。地上波ニュースの限界、不自由さを抱きます。確かにインターネットの社会になって、今までの概念や教え、慣習はそぐわなくなってきています。しかし、日本文化の良い面をも否定していこうとする「拡大解釈もいいのじゃない？」的な動きや空気は考えものです。日本人特有の「相手をおもんばかる」人情的な生き方は後世に伝えていって欲しいと願っています。反面、21世紀に必要な、新たな知識、教養、経験は得なければいけません。今の若い人たちは、時間の経過がデジタルになっているので、暇がないのが可哀そうですが、それを積み重ねることは、おのずと知恵を生みだします。これからの仕事はカテゴリーを問わず、新しい知恵を出し続けていくことが何より肝要なことです。それを実行し続けて攻めていく姿勢こそが、生き残れる唯一の手段なのです。そのツールはネットの中に溢れるほど埋まっています。問題が生じたら検索、迷ったら検索、悩んだら検索、これですみなさん！バランス（中庸）感覚のある生き方をしたいものです。